12月の青年会
12月17日は礼拝終了後会堂にて11時40分~12時30分開催しました。
最初にヘンデルの「ハレルヤ・コーラス」の練習、その後5分ほど北原和夫牧師のお話「ハレルヤ・コーラス」(ヨハネの黙示録11章、19章)、そして懇談を行いました。
⁂青年会は毎月第3日曜日、主日礼拝の後に会堂にて30 分~1時間ほど。誰でも参加自由です⁂
「ハレルヤ・コーラスの終末論」 北原和夫牧師
「ハレルヤ・コーラス」の歌詞はヨハネの黙⽰録からとられていることが分かります。
Hallelujah! For the Lord God omnipotent reigneth.
(黙⽰録 19:6)わたしはまた、⼤群衆の声のようなもの、多くの⽔のとどろきや、激しい雷
のようなものが、こう⾔うのを聞いた。「ハレルヤ、全能者であり、わたしたちの神である
主が王となられた。
The kingdom of this world is become the Kingdom of our Lord and of His Christ; and He shall reign forever and ever.
(黙⽰録 11:15)さて、第七の天使がラッパを吹いた。すると、天にさまざまな⼤声があっ
て、こう⾔った。「この世の国は、我らの主と、そのメシアのものとなった。主は世々限り
なく統治される。」
King of Kings and Lord of Lords.
(黙⽰録 19:16)この⽅の⾐と腿のあたりには、「王の王、主の主」という名が記されてい
た。
「ハレルヤ・コーラス」の後は「第三部」となり、終曲となる。
第45曲(ソプラノ) I know that my Redeemer liveth, and that He shall stand at the latter days upon the earth: And though worms destroy this body, yet in my flesh shall I see God.
For now is Christ risen from the dead, the first-fruits of them that sleep.
(ヨブ記 19:25~26)わたしは知っている。わたしを贖う⽅は⽣きておられ、ついには塵の
上に⽴たれるであろう。この⽪膚が損なわれようとも、この⾝をもって、わたしは神を仰
ぎ⾒るであろう。(コリントの信徒への⼿紙⼀ 15:20) しかし、実際、キリストは死者の中
から復活し、眠りについた⼈たちの初穂となられました。(イエスの低くせられた姿)
第46曲 Since by man came death. By man came also the resurrection of the dead.
For as in Adam all die. Even so in Christ shall all be made alive.
(コリントの信徒への⼿紙⼀ 15:21~22) 死が⼀⼈の⼈によって来たのだから、死者の復
活も⼀⼈の⼈によって来るのです。つまり、アダムによってすべての⼈が死ぬことになっ
たように、キリストによってすべての⼈が⽣かされることになるのです。(死者の復活の希
望)
第47曲から第51曲まではコリントの信徒への⼿紙⼀15章51〜57節まで、復活の
具体的な描写を⼀気に歌います。
第47曲 Behold, I tell you a mystery; We shall not all sleep. But we shall all be changed, in a moment, in the twinkling of an eye, at the last trumpet.
(15:51) わたしはあなたがたに神秘を告げます。わたしたちは皆、眠りにつくわけではあ
りません。わたしたちは皆、今とは異なる状態に変えられます。 (15:52a) 最後のラッパ
が鳴るとともに、たちまち、⼀瞬のうちにです。
第48曲 The trumpet shall sound, and the dead shall be raised incorruptible, and we shall be changed. For this corruptible must put on incorruption and this mortal must put on immortality.
(15:52b~53)ラッパが鳴ると、死者は復活して朽ちない者とされ、わたしたちは変えられ
ます。この朽ちるべきものが朽ちないものを着、この死ぬべきものが死なないものを必ず着
ることになります。
第49曲 Then shall be brought to pass the saying that is written, Death is swallowed up in victory.
(15:54)この朽ちるべきものが朽ちないものを着、この死ぬべきものが死なないものを着
るとき、次のように書かれている⾔葉が実現するのです。「死は勝利にのみ込まれた。
第50曲 O death, where is thy sting? O grave, where is thy victory? The sting of death is sin and the strength of sin is the law.
(15:55~56) 死よ、お前の勝利はどこにあるのか。死よ、お前のとげはどこにあるのか。」
死のとげは罪であり、罪の⼒は律法です。
第51曲 But thanks be to God, who giveth us the victory through our Lord Jesus Christ.
(15:57) わたしたちの主イエス・キリストによってわたしたちに勝利を賜る神に、感謝し
よう。
コリントの信徒への⼿紙⼀ 15:51~57 はパウロの終末論であり、眠りについていたものが終
末を告げるラッパの⾳とともに復活す。死ぬべきものが死なないものを着る、という終末
の状況です。私はこの箇所を読むたびに、すでに⾒送った親しい⼈々と再会するときは、
全く同じ姿で、しかし、命溢れる姿で再会し、握⼿できるということを想像しています。
第 52 曲はロマ書8:31〜33を引⽤して神の取りなしを述べ、最後は黙⽰録5章を引⽤
して終末において命を与えられた⼈々による讃美の⼤合唱で終わります。
Worthy is the Lamb that was slain and hath redeemed us to God by his blood to receive power and riches and wisdom and strength and honor and glory and blessing. Blessing and honor, glory and power be unto Him sitteth upon the throne and unto the Lamb for ever and ever. Amen.
(黙⽰録 5:12~13) 天使たちは⼤声でこう⾔った。「屠られた⼩⽺は、/⼒、富、知恵、威
⼒、/誉れ、栄光、そして賛美を/受けるにふさわしい⽅です。」また、わたしは、天と地
と地の下と海にいるすべての被造物、そして、そこにいるあらゆるものがこう⾔うのを聞い
た。「⽟座に座っておられる⽅と⼩⽺とに、/賛美、誉れ、栄光、そして権⼒が、/世々限
りなくありますように。」
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