東日本大震災において被災された方々へお見舞い申し上げます

 今回の出来事について「天罰」といった表現で言及する人もいるようですが、それは適切ではありません。遠くからまるで傍観しているような断言的な評論は、どのような表現であっても多くの人々を傷つけてしまうだけです。

 これは全ての人に向けられている苦難であり試練です。何に聞き入るのか。何を見ようとするのか。何を語ろうとするのか。そして、この出来事にどう向き合うのか。全ての人が受け入れられる言葉で端的に言い表すのは難しいですが、全ての人が負うべき厳しい現実がそれぞれに示されているはずです。

 私の両親も仙台市若林区に住んでいて、他人事ではありません。少年の頃からの思い出深い場所や海岸沿いの町の様子を見て、大きな衝撃を受けました。言葉もありません。

 今は涙が止まらない。今はこの苦しみとどう向き合ったらよいのかわからない・・・。多くの人々が、悲しみや痛みに覆われています。しかし、いつの日かその先に確かにある未来に心を向けられる時を迎えられるようになりたいのです。

「目から涙をぬぐいなさい。あなたの苦しみは報いられる、・・・あなたの未来には希望がある、と主は言われる。」

 旧約聖書エレミヤ書31章に記されています。きたるべき日を迎えて、失ったものを必ず取り戻させてくださり、また、無残な死や耐え難い傷を味わった人々を全て清めてくださる。この主なる神の御業に信頼しながら、黙して祈り続ける者たちとなりたいのです。

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